Anjinを利用したチュートリアル自動テストTips
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はじめに
株式会社QualiArtsでUnityエンジニアをしている田中です。開発推進室にて自動テストを主な業務としています。 以前Airtestを使ったチュートリアル自動テストの実装を紹介しましたが、今回はAnjinを使ったチュートリアル自動テストを実装しました。 その際にいくつか引っかかったところがあったので紹介します。
チュートリアル自動テスト実装の目的
最初にチュートリアルを自動テストにて実装する目的について話します。 チュートリアルとは、初めてプレイするユーザーに向けてゲームの一連の流れを説明しながら体験してもらう機能です。 ゲームに必要な要素をユーザーに案内する重要な要素ですが、同時に複数の機能に関わるがゆえに壊れやすい要素でもあります。 チュートリアルが壊れているかどうかを検出するにはある程度の回帰テストが有効ですが、これを毎回手動でテストするのにもコストがかかります。 そのため自動でテストを実行することによって、チュートリアルが壊れているかを定期的に確認することができています。