Unity Timelineでポストエフェクト制作を効率化するテクニック
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はじめに
株式会社 QualiArts でテクニカルアーティストをしている我彦です。ツールの開発やTimelineを用いた新しい表現の実装を担当しています。
カットシーンやライブシーンではPostEffectを用いた演出表現が頻繁に用いられます。カット毎に演出を切り替えたりする際にVolumeとVolumeProfileを作成し、Timelineに配置するという工程が発生し、作業者の負担になることがあります。これを解決するためにTimelineとVolumeProfileを連携させる手法を実装し、作業者が基本的にTimeline内でPostEffectの制作作業をできることを目指しました。本記事ではその手法を紹介します。
概要
Timelineには自作でTimelineTrackを作成するためのクラスが用意されています。 これを用いて、Clip作成・削除にあわせてVolumeProfileの作成・削除を行う仕組みと、少ないVolumeで制御を行う仕組みを作成しました。また、ここで作成されたVolumeProfileを1つのScriptableObjectのSubAssetとして管理する仕組みも作成しています。
これらの仕組みにより、Timeline内でPostEffectの制作作業を行えるようにしました。
実装方針
今回考えた手法の方針は以下のようになっています。
- Sceneに2つのVolumeをコントロールするコンポーネントを作成する。
- VolumeProfileをSubAssetとして管理するScriptableObjectを作成する。
- TimelineでClip作成時にVolumeProfileを作成して、ScriptableObjectにSubAssetとして格納する。
- TimelineでVolumeとVolumeProfileをコントロールする。