CEDEC 2023に登壇しました

CEDEC 2023に登壇しました

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CEDEC 2023に登壇しました

2023年8月23日から8月25日にかけて開催されたカンファレンス「CEDEC 2023」において、弊社のエンジニア6名が登壇いたしました。登壇内容はSpeaker Deckにて公開しております。

CEDECとは

「CEDEC」はコンピュータエンターテインメント開発者を対象とした、ゲームに関する技術や知識を共有する国内最大規模のカンファレンスです。 毎年3日間にわたって開催し、エンジニアリング、プロダクション、ビジュアルアーツ、ビジネス&プロデュース、サウンド、ゲームデザイン、アカデミック・基盤技術の7分野で約200ものセッションが行われます。

CEDEC 2023

エンジニアとクリエイターで作る!モバイルゲーム開発における理想的なUIアニメーション開発フロー

モバイルゲームにおけるUIアニメーションには、ボタンタップ時の拡縮などユーザーの操作に対するフィードバック、UIの入退場時の気持ちよさを増やすための演出、カード強化時のパラメータの変化を分かりやすくするための演出など、さまざまなものが存在します。 UIアニメーション開発の難しい点として、ユーザーのプレイ状況に応じてアニメーションの内容が動的に変化する場合が多い点があげられます。 そのため、エンジニアが実装するゲームロジックへの依存が生まれやすく、クリエイターとエンジニアの分業が難しい領域になります。

一方、近年のモバイルゲーム市場ではUIアニメーションの重要性がますます高まっています。 i具体的には、複雑でリッチな表現が増え、アニメーションを入れるべき箇所の数も増大しています。 QualiArtsでは、このように高い難易度となっているUIアニメーション開発の理想的な形を模索してきました。 その中で、Unity上でクリエイターが簡単にUIアニメーションを開発できるようにする内製ツール「Titan」の開発を行いました。

本セッションでは、Titanを利用することにより難易度の高いUIアニメーション開発のワークフローをどのように改善したかについて、エンジニア・クリエイター両視点から説明します。

膨大なシナリオから該当シーンを一瞬で検索!IDOLY PRIDEのシナリオ補助ツール開発

本セッションでは、弊社開発のスマートフォンゲーム「IDOLY PRIDE」で利用しているシナリオチーム向け補助ツールとその開発手法についてご紹介します。

シナリオチームでは「膨大なシナリオの中から特定のシーンやセリフを探す為に多くの時間を要する」「過去のセリフから口調やイントネーションを学習しづらい」等の課題がありました。 これらの課題に対し、Google Sheets API、Drive APIを利用してシナリオやセリフ音声をデータベース化し、検索ツールとしてチームへ導入することで解決しました。その手法を具体的に解説します。

モバイルゲームのQA課題に組織でチャレンジ!〜子会社を跨いで挑戦するQA効率化の道のり〜

本セッションでは、モバイルゲーム開発のQA効率化のために立ち上げたボトムアップ型の横断グループについて、その概要と取り組んでいる技術的アプローチについてご紹介します。

前半にて、組織的な面についてお話します。背景や目的、人員構成や業務配分といった成り立ちから設計部分までをご紹介します。 後半では技術的な面についてお話します。本組織が取り組むアプローチである「リモートでの実機検証環境の構築」ならびに「実機環境での回帰テストの自動化」について、概要からOpenSTFやAirtestなどの使用技術、そして社内での実績について紹介します。

著者

田村 和範のプロフィール画像

(Tamura Kazunori)

2015年にサイバーエージェントに新卒入社。QualiArtsにてUnityエンジニアとして複数のゲームの開発・運用に携わる。現在は、複数プロジェクトで利用可能な基盤の開発に従事している。

横田 直輝のプロフィール画像

(Yokota Naoki)

2015年に株式会社サイバーエージェント入社し、エンジニアとして複数のスマートフォン向けのゲームアプリ開発に参加。現在は株式会社QualiArtsにて新規タイトルの開発に従事し、アニメーションや各種演出周りの実装を担当

礒見 信司のプロフィール画像

(Isomi Shinji)

2021年度に株式会社サイバーエージェントに入社。ゲーム事業部の株式会社QualiArtsに出向し,IDOLY PRIDEのUI/UX・インタラクションデザイン・映像制作に携わる。現在は新規タイトルのUI/UXデザインに従事

簗瀬 拓弥のプロフィール画像

(Yanase Takuya)

2013年株式会社サイバーエージェント新卒入社。バックエンドエンジニアとして複数のプロジェクトの開発や新卒採用に携わる。

田中 一馬のプロフィール画像

(Tanaka Kazuma)

株式会社サイバーエージェントに2011年新卒入社。入社当初から一貫してゲーム開発に携わり、現在は株式会社QualiArtsでシナリオ制作を担当。複数タイトルの立ち上げ、運用を経て『IDOLY PRIDE』ではシナリオディレクターに従事

住田 直樹のプロフィール画像

(Sumida Naoki)

2018年にサイバーエージェントに新卒入社。その後、QualiArtsにて新規プロジェクトのUnityエンジニアとして開発に携わる。現在は、運用プロジェクトのUnityリードエンジニアとして従事。ゲーム・エンターテイメント事業部(SGE)全体のUnityの技術促進を目的とする横軸組織「Unityコミュニティ」の責任者としても活動している。

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